気軽に遊べる王道ストーリーのアクションRPG。
どうもノエです。
今回は2018年7月10日に発売したシャイニングレゾナンス リフレインをクリアしたのでレビューしていきます。(ネタバレ無しです)
ちなみにクリア状況として最後のボスを倒したところで、やり込み系は今のところ手つかずの状態となっています。
- 王道のストーリー展開で難しく考えずに気楽に遊べる
- 魅力的なキャラクターと絆を深めたり、冒険の中で何気ない会話が楽しい
- 操作できるキャラクター、武器の種類が多く各キャラ個性的な戦い方が出来る
シャイニングレゾナンス リフレインの評価
各要素の評価
キャラ・デザイン | 斬新、シルエットが気持ち良い。 | |
グラフィック | 質感や空気感が表現されている | |
音楽 | 耳に残る、サントラ出たら買いたいか | |
ストーリー | 盛り上がる・引き込まれるか | |
操作性 | UIはわかりやすいか、説明は十分か、カメラワークはどうか | |
システム | 斬新、やりこめる、計算されている | |
ボリューム | 価格とクオリティはどうか | |
総合 | トータルでどうか |
総合評価
総合評価:24.0/35.0
星平均:3.42/5.00
星3~4の間なので評価として可もなく不可もなくといった感じに。各項目の詳細については長くなるので割愛しますが、ざっくり以下が評価の理由です。
- Tony先生デザインの魅力的なキャラクターたち【キャラデザ+】
- 演奏や歌がメインテーマの一つになっているので他のゲームと比べるとこだわりを感じる【音楽+】
- 移動にファストトラベルが無く、頻繁に移動がある【システム-】
- 始める際のモードに気を付けないと2回同じストーリーを遊ぶ必要が出てくる【システム-】
- キャラクターと仲を深めることで見れる個別のEDやクリア後の要素もありボリュームはしっかりある【ボリューム+】
というのが主な理由。
本作は一部旧世代的な面が目立つ印象で、時間をかけてレベル上げなきゃいけない、移動も自分で操作していく必要があるなど、メインストーリー以外の部分で時間と手間がかかってきます。
【評価基準】
良ゲー | 期待以上でクオリティが高く、丁寧に作りこまれている | |
凡ゲー | 特に可もなく不可もない。時間が余ってる人 |
それではいつものごとく、ゲームの概要をおさえた後、良かった部分とここはどうなのって部分について話していきます。
シャイニングレゾナンス リフレインの概要紹介
いにしえの大陸に、「アルフヘイム」と呼ばれる神の地が存在する。
かつて、この世界で栄華を誇った竜たちが滅びてから、長く時は流れた。
竜の魂は結晶化して、世界に散らばっていた。
しかし、あるときドラゴンの生存が確認される。彼の名は「煌竜イルバーン」。
失われた竜の力を求めて、帝国軍や教会勢力、そして竜に仇なす者・「ドラゴンスレイヤー」が動き始める。
彼らの手からドラゴンを救ったのは、ひとりの「少女」だった。
やがて「竜の奏者」と呼ばれる戦士たちがドラゴンのもとに集う。
ドラゴンの脳裏に、幼い頃傷ついた自分を助けてくれた「少女」の記憶がよみがえる。
それは運命の再開だった。
ドラゴンと少女をめぐる、美しくも切ない物語が奏でられる。
(※公式より一部抜粋)
発売元 | 株式会社セガ |
リリース日 | 2018年7月10日 |
ジャンル | 竜と奏でるRPG |
対応ハード | Switch,PC,,PS4 |
推定クリア時間 | 約50時間程度 |
シャイニングレゾナンス リフレインの特徴
本作の特徴の2本柱として、キャラクターとバトルがあります。それぞれ本作の肝になる部分となっていて、しっかり楽しむためにも事前に押さえておきたいポイントです。
リフレインでの追加要素として既に配信済みのDLCを最初から含めていることと、無印版では仲間にならなかったジーナスとエクセラがプレイアブルキャラとして登場するといった要素があります。
キャラクター
Tony先生デザインのキャラクター、そしてデザインを細部まで表現したキャラクターCGは表情の変化や身振り手振りなどゲーム中で生き生きと描かれているので要チェックです。
女性キャラ、男性キャラ、イケメンからおじさんまで幅広く作り込まれていて、服の装飾にもしっかりと作り込みが感じられます。
ストーリーイベント中の会話はほぼフルボイスとなっていて、キャラクターたちの動きに有名声優の方々の迫真の演技が合わさるので、ついつい見入ってしまうこと間違いなしです。
敵にも仲間にも魅力的なキャラが登場するので各キャラクターの想いにぜひ寄り添って、守りたい人、倒さなきゃいけない相手を意識しながらプレイするとより熱が入ると思います。
バトル
戦闘中は仲間キャラクターを自由に操作出来たり、主人公のユーマを竜化させて圧倒的な力で敵をねじ伏せたりと本作は戦闘中に出来ることが多いです。
さらに演奏がテーマの一つでもあり、PTメンバーは「竜刃器」と呼ばれる楽器のような見た目の武器で戦います。さらに仲間とセッションすることで敵味方にバフまたはデバフの効果を付与し、戦局を大きく変化させることが可能となっています。
様々な戦い方と竜刃器の演奏による効果付与を駆使して巨大な竜とのハラハラとしたバトル、わらわらと出てくる雑魚敵をバッサリとなぎ倒す爽快感が味わえるのは竜と演奏をテーマにした本作ならではの戦闘システムと言えるでしょう。
極めつけはバトルでより効率よく戦うためにスキルで攻撃力や防御力といったステータスを強化したり、キャラクターごとのフォース(技や魔法など)を付け替えることでまったく違った立ち回りに出来るのも面白いポイントです。
シャイニングレゾナンス リフレインのゲームの流れ
本作のゲームの流れは拠点であるマルガの街でイベントが発生し、アルフヘイムの各地域に出向くことでストーリーが進行していきます。
街にいる間は街の人々からの依頼や装備武器の強化、錬金でスキルやアイテムの作成、仲間との交流が行えます。
セーブポイントの近くにいるリーゼロッテに話かけることでグリモワールと呼ばれる簡易ダンジョンに突入することが出来、ここではお金稼ぎや経験値稼ぎ、錬金に使う素材アイテム、スキルなどを入手できるので中盤から終盤はかなりお世話になる場所となってます。
シャイニングレゾナンス リフレインの良かった点
良かった点については、面白い部分・気持ち良い部分・ゲームの肝になる部分について触れた内容になっています。
具体的には
- 遊びやすく気軽な戦闘
- 全体的に明るいストーリー展開・イベント
- 世界観のフォローが充実している
といった内容に。
詳細について話していきます。
遊びやすく気軽な戦闘
特徴で話をした、竜化や仲間との演奏以外にも本作の戦闘は魅力的です。
と言っても何か斬新な部分があるか・・・と言われるとそうではなく、しっかりと丁寧な作りになっています。
まずフィールド移動中の雑魚敵との戦闘はシンボルエンカウント、シームレスとなっていてストレスフリーで戦闘が出来るようになっています。
戦闘中は仲間キャラを切り替えて好きなキャラで戦うことが出来、キャラによって戦い方が違うので近距離、遠距離と気分に合わせて切り替えれるのも魅力の一つです。
サクサク倒して進めたいなら高火力の近接や範囲攻撃で一撃狙い、気楽に遊ぶなら回復キャラで味方に攻撃を任せてながら見プレイなんてことも。
操作も簡単で4つのボタンにフォースとよばれる技を割り当てて即座に発動でき、高レベルになればさらにド派手で広範囲なフォースを覚えることが出来ます。
全体的に明るいストーリー展開・イベント
ストーリーは重くなく、王道ストーリーといった感じで気楽に手を出せるのが良いです。
キャラクターも生き生きとしていて、豪華声優陣の演技が光ります。
街中では主要キャラに話しかけると普段と変わった一面が見れ、ボイス有りの日常パートも充実しているので推しキャラがいると楽しさが増すこと間違いなしです。
フルボイスの日常パートも充実しているので、このキャラクター気になるなーって思ったら結構楽しめる内容になっています。
世界観のフォローが充実している
RPGのゲームって日にちを開けてプレイしたりすると
あれ?この意味ってなんだっけ?と内容が飛んだりしませんか?
本作では専門用語が度々するのですが、いつでも内容を振り返られるようにディクショナリーと呼ばれる用語集があります。
設定や用語がわからなくなったときにすぐ振り返られるので時間が空いた時にすぐ思い出せるのはありがたい限りです。
さらにはライブラリーと呼ばれるコレクション要素もあって、敵を倒したり、街中にあるラッキーエッグと呼ばれるガチャガチャから入手できるフィギュア、
街にいる猫のフィギュアもあったりします笑
フィギュア以外にはイベントを再生することで得られる1枚絵など世界観にどっぷり浸かるには充実の内容になっています。
未入手の一枚絵は?になっているのがコレクター魂をくすぐりますね。
シャイニングレゾナンス リフレインのいまいちな点
いまいちな点としてあげたのは主に痒いところに手が届かない。といった内容になってます。
具体的にはつまらない部分・気持ち良くない部分・手間がかかる・時間がとられる部分というようなものが当てはまり、シャイニングレゾナンス リフレインは以下の通り。
- レベリング必須のゲームバランス
- 戦闘中のNPCの挙動がひどい
- 不便さが目立つ
といった内容に。
詳細について話していきます。
レベリング必須のゲームバランス
特定のキャラのレベル上げをしておく必要があり、ストーリー上PTメンバーが固定されるのでレベルが低い状態だと詰みます。(詳しいキャラクターなどはプレイしたときに検索を・・。から
もちろんレベル上げをすればいいだけの話なのですが、結構大変・・・。
フィールドの雑魚的を倒したり、街にある依頼をこなしていてもキリが無いからです。
そんなときはセーブポイント近くのグリモワールと呼ばれる素材アイテムやお金稼ぎが出来るダンジョンがあるので、そこで経験値が大量にもたえる敵を倒すのがおすすめです。
戦闘中の仲間NPCの挙動がひどい
戦闘は楽しいのですが、NPCの挙動が本当に良くないです。
攻撃には積極的に参加してくれるのですが、敵の即死級ダメージの範囲攻撃を避けれないからなんですよね。・・・蘇生してもまた喰らうの繰り返しといった感じで。
また、謎の棒立ち時間が戦闘中に度々あるなど仲間キャラのせいで難易度が跳ね上がる場面があります。
イベントバトルでは強力な敵が出てくるので、回復役を増やしたり、回復アイテムを多めに持つことでどうにか乗り切ることが出来ました。
不便さが目立つ
全体的の作りは良いのですが、細かいところを見ると中々に不便です。
一つ一つは大したことではないかもしれませんが、ストーリー上何度も不便さを目の当たりにすることになるのでプレイ前に知っておいた方が良いかもしれません。
細かい部分だと以下通りに。
- PTの育成が大変。戦闘メンバー以外には通常では経験値が入らない
- 全体マップからファストトラベルが出来ない
- 戦闘中のムービーが飛ばせない
- 絆ダイアグラムと呼ばれるPT内の親密度によって戦闘中に効果が発動するが効果量が不明
- モードが2種類あって片方のモードでしかとれないトロフィーがあるのに説明がない
最後の項目が割と重要なのですが間違えると2周同じストーリーをやる羽目になります。
軽く説明すると、ゲームスタート時にオリジナルとリフレインモードを選ぶ選択があります。背景絵がメインキャラクター以外の人物なのであきらかにリフレインモードは後から遊ぶべきと思ってしまいます。そこが間違い!
実はオリジナルとリフレインモードはストーリーの内容が一緒なんです。
クリア後の2週目にリフレインモードを遊ぶというのも有りかもしれませんが、0から同じストーリー、育成を2回やることになります。
・・・やりたいですか?同じストーリー、時間のかかる育成を??
可能であれば避けたいところ。というわけでリフレインモードからが良いです。
シャイニングレゾナンス リフレインのまとめ
良かった点、いまいちだった点を話してきましたがいかがだったでしょうか?
全体的に丁寧な作りで、王道ストーリーかつ気軽に遊べるRPGとしてオススメです。
昔ながらのRPGと言った感じで、レベル上げや移動などで時間がとられる部分があるので根を詰めすぎずのんびり遊ぶほうが中だるみが無くて良いです。
ぜひキャラクターとの掛け合いを楽しみながらじっくり遊んでみて欲しいなと思います。個性的なキャラクターが多く、敵にも熱いキャラがいたりとキャラが魅力的な本作なので推しキャラを見つけてみてください。
それでは最後にどのような人にオススメかというと
- tony先生のキャラデザがドストライクな方
- 気楽に遊べるRPGを探している方
- 仲間と一緒に悪を倒す!というような王道ストーリーが好きな方
- 単純作業が苦手な方
- 濃厚なストーリーを味わいたい方
- アクションが苦手な方
ということでシャイニングレゾナンス リフレインのクリアレビューでした。