クリアレビュー

【いけにえと雪のセツナ】生贄が肯定された変わったストーリーが面白い【クリアレビュー】

一人を生贄にして多くを救う歪な世界

どうもノエです。

今回は2016年2月18日に発売したいけにえと雪のセツナをクリアしたのでレビューしていきます。(ネタバレ無しです)

ちなみにクリア状況としてはストーリーをクリアし、細かな収集要素を埋めればコンプリートといった状態。

7年以上前に発売された本作ですが、昨今のタイトルと比べても光る部分がある良ゲーに感じました。

一面雪に覆われた世界観やいけにえを題材にしたストーリー展開、BGMはピアノオンリーと尖った部分も多く、人を選ぶタイトルだったように思います。

今回のレビューでいけにえと雪のセツナの魅力を7年越しにお伝えしていきます!

本作の特徴
  • 雪に覆われた世界が舞台で全体的にしっとりとしたゲーム感が特徴的
  • 暗殺対象の生贄だったはずが一緒に旅をすることになる展開が気になるストーリー
  • 戦闘システムはクロノトリガーライクでATBや連携技で戦略的に立ち回る
  • 刹那と昇華の要素、収集要素などやり込みプレイヤー向けにガッツリ遊びこめる

いけにえと雪のセツナの評価

各要素の評価(各項目10点満点、合計70点)

各要素の評価
キャラ・デザイン
6/10
グラフィック
5/10
音楽
7/10
ストーリー
7/10
操作性
5/10
システム
4/10
ボリューム
5/10
総合
39/70

特殊評価(各項目10点満点、合計30点)

特殊評価
万人に進められるかどうか
0/10
核心的・斬新なアイデアはあったか(ゲーム史に残るような表現の有無)
10/10
個人的にめちゃくちゃオススメしたいか
10/10
総合
20/30

総合評価

総合評価:59/100

星平均:2.95/5.0

総合評価は59点とほぼ凡ゲーの評価に。

いけにえと雪のセツナは万人受けを狙ったというよりは昔からコマンドRPGが大好きだった人向けを謳っています。

昔のRPGを知っているかどうかでかなり感想が変わってくるタイトルであり、昔のバトルのスピード感やシステムの不便な部分を「こんな感じだったな」と捉えるのか「退屈」と捉えるのかはRPGを遊んできた本数で全然違ってきます。

懐かしさを感じる部分、現行機ならではの便利さや面白さを感じる部分が入り混じった本作は挑戦的なタイトルだったように思います。

ざっくりとではありますが評価の内容を押さえておきましょう。

  • 雪に覆われた世界観が面白い【デザイン+】
  • 先の気になるストーリー展開【ストーリー+】
  • 世界観を補完する収集要素が楽しい【システム+】
  • システムの不便さが目立つ【システム-】

というのが主な理由となりました。。

【評価基準】

凡ゲー特に可もなく不可もない。時間が余ってる人

それではいつものごとく、ゲームの概要をおさえた後、良かった部分とここはどうなのって部分について話していきます。

いけにえと雪のセツナの概要紹介

純国産RPGが隆盛を極めた1990年代、
当時遊んだ数多のRPGは、今もぼくたちの記憶に強く残っている。
パーティ編成、街での買い物、ダンジョン攻略、ギリギリで倒した強敵たち。
そして、エンディングで流した涙-。
名作たちが与えてくれた感動は、今なお色褪せることはない。

あのプレイフィールを追求し、
記憶に残る物語、記憶に残るゲーム体験を-。
この理念の下『いけにえと雪のセツナ』は開発が進められています。

(※公式より一部抜粋)

開発元Tokyo RPG Factory
販売元Square Enix
リリース日2016年2月18日
ジャンルRPG
対応ハードSwitch,PC,,PS4,PSVita
推定クリア時間約30時間程度

いけにえと雪のセツナのゲームの流れ

本作はジャンルとしてはコマンドRPGです。

ストーリーを進めて、ダンジョンを攻略し最終部のボスを倒すことで次の話が展開していきます。

レベルが低かったり、仲間が少ないうちはよくあるコマンドRPGとそこまで大きく変わりません。

仲間が増え強力な連携技が使えたり、装備が集まってきて技の強化が進んでくると爽快感のあるいけにえと雪のセツナ特有のバトル感が味わえます。

各地を巡り、物語のゴール地点である最果ての地を目指して皆と旅。

その道中で様々な出来事を通して生贄を必要とする世界の正しさを考えることになるでしょう。

いけにえと雪のセツナの良かった点

良かった点については、面白い部分・気持ち良い部分・ゲームの肝になる部分について触れた内容になっています。

具体的には

  • 奥深い設定と世界観
  • ピアノのBGMがより一層没入感を高めてくれる
  • 戦闘システムが奥深い
  • 武器ごとに専用グラフィックがついている

といった内容に。

詳細について話していきます。

奥深い設定と世界観

いけにえと雪のセツナの世界はどこに行っても雪景色で、他のRPGには無い特徴の一つです。

そして、世界観の背景には世界平和のために生贄を尊いものとする風習が根付いています。

世界の安寧を保つためにモンスターたちの活動が活発になってきたら生贄を一人決めて、生贄に選ばれた人間は最果ての地と言われる場所へ死ぬために旅をします。

娘が生贄に選ばれ、父親としては悲しいけれど平和のための尊い犠牲になるならば誇らしいことだ!ぐらいの価値観の人がほとんど。

世界秩序の基盤がカルト宗教か!と言うぐらい狂っているなと最初は感じていました。

プレイ中は狂った世界の根本的な原因・謎やキャラクターたちがどのように生贄を否定してくれるのかが個人的には興味深かったところです。

ゲーム内の価値観とプレイヤー側の価値観に差がありすぎて気持ち悪さと話の展開への興味深さを同時に味わうことになります。そしてそれが癖になる。

終盤に行くつれて多くのなぞが降り積もった雪を解かして露わになる地面のようにだんだんと明らかになります。

寄せ集めかのように集まった仲間たちそれぞれの抱えた謎もあり、それらが本筋のストーリーに絡んでいくのはかなり面白いと思いました。

ピアノのBGMがより一層没入感を高めてくれる

本作はピアノオンリーのBGMとなっていて、本作の魅力をぐんと向上させるのに一役かっています。

しんしんと降り積もる雪の中にピアノの儚げな曲。

次の戦いの準備をしながら街の中でそれぞれに生活をする人々の風景と優しげな曲。

手に汗握るボス戦と胸が熱くなる激しめな曲。

と、様々な場面に合わせて、様々にピアノの音色で奏でられます。

時に重く、時に軽快に、優しく、激しくプレイヤーの胸に音色と言う名の感情が染みてくる・・・。心地よすぎる、スーっとしみ込んでくるピアノの音色。

こんなにもピアノって表情豊かに様々な場面に寄り添ってくれるのかと感心します。

サントラをヘビロテしたくなること間違いなしです!

戦闘システムが奥深い

ちょっと長くなるので気合いれます。

本作の戦闘システムの面白さはATBと連携技の2つが特に肝になっています。

ATBはアクティブタイムバトルといってゲージがたまった順に行動を開始出来るFFやクロノトリガーのようなシステムです。

2つ目は連携技。こちらは特定のPTメンバー・技の組み合わせで発動できる超強力な技です。

さきほど名前を出したクロノトリガーでもあった要素ですね。

これら2つの要素を本作では独自の要素である刹那そして昇華の要素によってより深みのある戦闘にしています。

刹那について

ゲージが溜まった状態でさらに待機させたり、特殊な効果によって刹那と呼ばれるポイントがたまっていきます。(最大3個)

その刹那ポイントを通常攻撃、技や敵の攻撃のタイミングに合わせて使うことで技の威力向上、状態異常効果付与、受けるダメージの軽減など戦闘をより有利に進めていくことが出来るんです。

昇華について

技に対して刹那を発動させることで確率で昇華という現象が発動します。

昇華を簡単に言うと使った技に対して、永続的に追加効果が付与されるといったものです。

付与される効果は

威力上昇、範囲拡大、連携技解放、クリティカル率上昇など多岐に渡します。

ただレベルを上げるだけでなく、昇華を狙って技を強くしていく楽しみもあったり、昇華のした際に付与する追加効果をコントロールするために法器(アクセサリー)の付け替えがあったりと強い技を作り込んでいくのが楽しくなる戦闘は独自性が高いです。

武器ごとに専用グラフィックがついている

RPG好きなら欲しい要素ですね。武器ごとの専用グラフィック。

本作に登場する武器は名前や説明が凝っているし、ゲーム内で入手したことがある武器は一覧でじっくり見返すことが出来ます。

キャラも何人もいるので、キャラ数×十数本の武器の専用グラフィックがあると考えるとかなりボリュームがあると思います。

せっかくなので序盤のキャラクターの中から一部お気に入りの武器を紹介します。テキストもたっぷりで読み応えがありますね。

FFと共通点も多い本作。こちらのセツナの武器説明もFFシリーズを意識したものになっています。
クオン装備のダガー。こういったデザインが奇抜なものもあるので収集が楽しいです。
こ・・・これは・・・笑

いけにえと雪のセツナのいまいちな点

いまいちな点としてあげたのは主に痒いところに手が届かない。といった内容になってます。

具体的にはつまらない部分・気持ち良くない部分・手間がかかる・時間がとられる部分というようなものが当てはまり、Ikenfellは以下の通り。

  • 各地に収集要素が散りばめられているのにマップがない
  • 料理要素の必要性が薄い
  • ダンジョンが単調

各地に収集要素が散りばめられているのにマップがない

この部分かなり致命的です。

マップに関してはネットを見るなりしたほうが良いでしょう。

何も見ずにプレイしているとどこに何があるのかがわからなくなってきます。

特に後半は各地に散らばった要素を回収していくと行った場面があり、どの地域に何があるかはゲーム内ではわかりません。

初めは体験を大事にしたいと思ってしらみつぶしに全部回っていたのですが、あまりにも時間がかかりすぎるのと網羅が出来ないと思ったので調べて回収していました。

マップを表示させないことで体験を大事にするといったアイデア(FF16)もありましたが、表示させないのと無いのでは全然違うわけです。

1本道のリニア型RPGならまだしも、各地に飛び回れるならマップはセットだと思います。

調べれば出てくるのでプレイ自体にストレスはありませんでしたが、マップを実装しないことに理解が出来ませんでした。

料理要素の必要性が薄い

村や町に入ると料理をNPCから購入することが出来ます。

がしかし、簡単には料理を購入することはできません。

まずは特定の料理の素材を所持した状態で料理のレシピを知っているNPCを探し、話かけることでフラグが立ちレシピ入手することが出来ます。

そのレシピを店のNPCに渡すことで初めて料理がお店に並び購入できます。

よくありがちな要素ではありますが普通にプレイしていると1つも料理を手にいれないままクリアなんてことも本作だとありえます。

なぜかと言うとゲーム内では何もヒントがないので、どの素材が必要でどのNPCに話かければいいか正直わからないからです。

それでも料理を知らないまま最後まで行けるレベルの難易度だったりするので、クリアした後に攻略本やサイトを見ながら埋めていくのが良いでしょう。

ダンジョンが単調

ダンジョンの殆どが森や道中、洞窟、遺跡の中とバリエーションは多くないです。さらには辺りは雪景色なので似たような雰囲気のダンジョンが多いでのが難点。

先ほどのマップがないことも相まって、より単調さが目立って見えるんですよね。

唯一の救いはダンジョン自体は長くはなく、程よい長さに作られていたのが良かったと思います。

謎解き要素もそこそこ

宝箱も忘れずとりたいところです。

いけにえと雪のセツナのまとめ

良かった点、いまいちだった点を話してきましたがいかがだったでしょうか?

プレイした感想を率直に言えば個人的には面白かったです。

特に設定好き、考察好きな自分にはドストライクでぶっ刺さるタイトルでした。

クリアした後で思うことは、ゲーム内ですべてが語られないのがもどかしいところでしょうか笑

細かい抜けている情報はぜひとも設定資料集で読みたいと思います。

それでは最後にどのような人にオススメかというと

  • 少し変わった設定のRPGが遊びたい人
  • 落ち着いた雰囲気のRPGを遊んでみたい人
  • コマンドRPGが好きな人
  • 程よいボリューム感でサクッと遊びたい人
  • 明るい雰囲気のRPGが好きな人
  • 色んな風景をRPGに求める人
  • レトロなゲームが好きじゃない人
  • フルボイスじゃないと嫌な人

ということでいけにえと雪のセツナのクリアレビューでした。

のえ

今だと値段も手ごろで手に入るし、PS+のゲームカタログのラインナップにも入っているのでぜひ気になった人は遊んでみてね!雪景色の中をピアノのBGMに重めなストーリー。没入感もバッチリです!

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